キャンセル待ちは、4年待ってもこない

焼鳥屋を始めて、お店は完全予約制にしました。
面白いほど、お客様の性格と言いますか、習慣が分かれている気がします。
キャンセル待ちしている方は、もう4年も待っていますｗでも予約はしないｗ

予約して食事を「する派」と「しない派」

私の性格なのですが、

って感じで、とにかく「待つのが大嫌い！」なのですｗ
昼食もたまにラーメン屋さんに行きますが、
絶対に１２時から１３時までは、お店に行きませんｗ
それ以外の時間でも混んでいたら絶対入りませんｗ

焼鳥屋が休みの日は外食が多いですが、予約しないで、
お店に訪れる事は絶対に無いので、予約できないお店には行きません。

いつもいくお店が決まっているので、メニューを見ることも無いですし、
いつも大将のお任せで出してもらいますので、ホントに楽ｗ

うちの焼鳥屋なのですが、郊外の田舎にあるので、
近所の人はまず「来ないし、予約もしません」ｗ
ご予約される方は比較的、当店から遠いお住まいの方がほとんどなのです。

一概に言えませんが、「予約をして食事をしている方」の共通点があると思います。
「時間を無駄にしない」「行き当たりばったりで物事を決めない」「予定が多い方」
なので、予約制のお店は「必然的に経営者の方が多くなると思います」

キャンセル待ち

ご予約のお問い合わせでよく聞かれるのは、
「キャンセル待ち」です。

当店ですが、ご予約が少し先まで埋まっている状態なので、
お問い合わせの電話の際にまず聞いている言葉があります。

この時点で「ご予約されるか」「されないか」がハッキリ分かれます。

1・笑うしかないといった感じで爆笑されて、「また電話します」（二度とかかってきませんｗ）
2・4年後なんて待てないのでやめます。
3・〇月〇日ならいつでもいいので2名で予約をお願いします（結婚記念日や誕生日）
4・いつでもいいので、予約します！
5・キャンセル待ちしますので、キャンセルあったら教えて下さい！

ほとんど、この5択での回答になります。
ほとんど迷いのない返事で即回答されます。

ご予約しないでキャンセル待ちをご希望される方もおられますが、
当店の場合ご予約された方がご都合悪くなると、
「ご友人やご家族の方に回されることがほとんどで、キャンセル自体が非常にまれなのです」

じつはオープン当初にキャンセル待ちしておられるお客様に、
4年たった現在でも、ご連絡していないのです。
現在のキャンセル待ちは多数あり、昨年ご連絡出来たのが2件・・・
よく、SNSに「キャンセル情報」を発信している予約制のお店を目にしますが、
当店は4年間で一度もキャンセル情報を発信したことがありませんｗ

たまにキャンセル待ちのお客様から少々切れ気味で、

と、お問合せあるのですが、無いものはないのです・・・

期待のハードルが上がってしまう

これもご来店のお客様との会話からよく耳にする言葉なのですが、
予約の順番近づいて、いよいよご来店日が近くなりますと、
初めてご来店のお客様は、「期待値MAX」になりますｗ

このように仰るお客様は少なくありません。。。

初めて食べるお店の食事は、お店にとってリスクが大きいのです。
それが、当店のように「噂を聞いて、かなり前から予約して、やっと食べれる」こんな状況だと、
期待値が上がりすぎて、とんでもない味の焼鳥を、お客様に想像させてしまっているのです。
お客様の中には、焼鳥の名店で食べた事がある「焼鳥好き」なお客様も当然います。
そのような状況だと、

「最初から完全に私が不利っ！！！！！」

なるべくハードルを下げる！

まず、お客様のご来店時の「顔を見る」
この時点で、「おおよその期待値が分かりますｗ」

次に「どこに座ってもらうか？」
これは、実は自由に選んでもらうようにしていますが、自由にさせないように仕向けていますｗ
初めての方はなるべく「私に近い席」に座ってもらうように誘導します。

焼鳥を提供するまで、まだまだやることがあります！

まず、ご予約してから長い間おまたせしていることを、お詫びします！
ここでお客様の言葉がはじめ私に伝わります。

ありとあらゆる手段で「お客様のハードル」をまず下げます！

当店ですが、限りなくゆるいお店です。
おそらく、予約制の焼鳥屋では日本で一番ゆるいと思いますｗ
なにせ、「一本目の串が出るまでが勝負なのです」