生椎茸は2種類ある
あまり知らないと思いますが、現在スーパーで販売されている「生椎茸」の、
ほとんど、90%以上、限りなく、まず「菌床栽培の生椎茸です」
「菌床栽培?」なにそれ?なんて読むの?同じ椎茸じゃないの?
知らない方はそんなご意見だと思います。「きんしょう」と呼びます。
実は生椎茸には2つの栽培方法があります!1つは「菌床栽培」、
こちらの栽培の様子が、
菌床栽培の椎茸です。
もう1つは私のやっている「原木栽培」です。
ここであえて2種類の栽培方法があると伝えたには「理由があります!」
当然ですが栽培方法が違うと「椎茸の美味しさにも違いがあります」
個人的な感覚もありますので、あえて「どちらが美味しい」とは書きませんw
ただ、「歯応え」、「風味」、などはずいぶん「差があります」
椎茸とかキノコって、みんな木から発生しているんじゃないの?と思われる方!
大きな間違いですw
現在、スーパーで並んで販売されている「エノキ」「マイタケ」「しめじ」など、
松茸を除く、全てのキノコは木から栽培されていません!
「おがくず」に人工的に栄養体を混ぜて作ったブロックの形をした「菌床」から出ています。
この「菌床栽培の生椎茸」本格的に技術が確立されて、市場に出回るようになったのが、
今から、約30年ほど前からです。
この頃のこと覚えていますが、それはもう凄い勢いで栽培者が次から次に、
「原木」から「菌床」に栽培方法を変えていきました。
当時「みんな洗脳でもされてるの?」ってくらいの事を言ってましたね~w
結果から書きますが、その当時「菌床栽培」に変えた人、始めた人、
「ほとんどの人が廃業しました」しかも、そーとーな負債をかかえる人がほとんどでした。
これにも私なりに理由があると思っています。
当然ですが、中には販売先をしっかりもって、安定した経営をしている人もいます。
中国産の椎茸
この記事を書いている2023年で、スーパーで「中国産」の椎茸を見る事はまずないですが、
30年ぐらい前は、これまた凄い量がスーパーで販売されていました。
しかも値段がとんでもなく「安かった」です。
国産の椎茸と品質を、比べる事も出来ないくらい悪い商品でしたw
生産者の私からすると「こんな椎茸、買って食べる人いるの?」って思っていましたが、
これまたスーパーさんが国産の半値以下で販売して、買っている人はたくさんいましたw
正直言っていいですかw
理屈で考えると分かるのですが、中国から「船便」で1週間以上の時間をかけて、
日本に運ばれていたのですw
しかも「発砲スチロールにバラ詰め」で!
よく腐らないな~
腐らせない為に、何使っとるんやろw
絶対食べたくないw
この当時、スーパーのバイヤーから耳にしていたのは、
「発砲スチロールをあけて、その日しかもたん」ってw
よく、そんな何使っとるか分からん椎茸売るよ!健康被害出ないのが不思議なくらいでした。
でも、感覚で申し訳ないですが、
「子供が何かしらの、障害やアレルギー」多くなっていると思いませんか?
私が子供の時と比べると、明らかに多いです!
何が原因なのか、因果関係をハッキリしろとか言われるかもしれませんが、
口に入れる物に関しては、極力「農薬、除草剤、防腐剤、増収剤」などを使用した物は
食べないに越したことはないです!
3.11東日本大震災の原発事故
これまた、とんでもない事で「起きてはいけない事故」に椎茸栽培者は影響を受けました。
私もこの原発事故の影響で、椎茸栽培を「大幅に縮小」せざるえなくなりました。
忘れる方はいないと思いますが、原発事故によって「セシウム」が山林を汚染し、
東日本の山を伐採不可能にしてしまいました。特に福島県!
全国の原木供給量の50%以上を供給していたのは「福島県」だったのです。
セシウムの半減期は30年と言われています。「半減期」です。
仮に1万ベクレルが5千ベクレルになるのに、30年かかるのです。。。
国が山林の「伐採基準」を決めましたが、福島の山林の数値がとんでもないのです。
何年伐採出来ないのだろう?そんな甘い事ではありません。
山林は人間が伐採するから、「荒れないのです」。おそらく二度と伐採できる事はないと思います。
山あり谷ありが普通
ここに今書いただけでも、山あり谷ありです。と言いますか
「谷ばかりw」
昔に戻ることは出来ないので、過去は引きずらないようにしています。
誰かのせいにしても、「何も変わらない」事が、
いやになるほど知っているからです。
過去の事を考えるほど「無駄な事はないです!」これ絶対です!
どんな事にもあてはまります。
ただ、「良くない経験ほど、失敗した事ほど、あとで生きてきます!」
これも、絶対です!
私は本田 宗一郎さんの
この言葉が非常に分かりますし、
実際、この通りでした。
椎茸栽培は、正直言って利益率が非常に悪いです。
しかも、本気で大規模生産になってくるると、施設や設備に多額の投資が必要になります。
とても、一般の会社のように外注で工事を頼んだり出来る経営状態ではないので、
必然的に、自分で「作れるものはつくる」「壊れたものは自分で直す」ようになります。
私も、溶接もしますし、電気工事、水道工事、大型ハウスを建てる、まず、業者にお願いする事は無いです。
この経験が、のちに
「ログハウスを自分で建てる!」「焼鳥屋の店舗を建てる」につながります。
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