CPU性能が発揮されていない!
ミニPCを購入してN100プロセッサーのベンチマークが、
思いのほか低い結果にガッカリしている方は少なくないのでは?
購入前にN100プロセッサーのベンチマークは3000を超えるとのふれこみもある中、
いざベンチマークを回してみたら2500もいかない(泣)
どうなっとるんじゃーーー!
電源プランの変更などありとあらゆる設定を変更しても、まったく数値が伸びない!
タスクマネージャーでCPUを見てもいまいち動作クロックが上がってこない!
100%なのに2.53GHz?
確かN100プロセッサーはターボブースト効いて、3.4GHzじゃなかったか?
Intelの公式ページにも記載してある!
これは明らかにおかしい!ベンチマークのマルチ回した時は、3.4GHzは出なくても、
3.0GHzぐらいは動作クロックが出ても不思議じゃない!
(最大動作クロックはシングルの時に出る数値なのは知っている)
BIOS設定を確認する
これは明らかに「制限」がかかっている状態!
ベンチマーク回してCPUに負荷がかかっているはずなのに、熱くもないしクーリングファンも高速で回転しない!
そこでBIOS設定を見てみます!
BIOS画面に入るには電源スイッチを押したらすぐに「delキー」を連打!!
画面が出るまで連打!(パソコンによって押すキーが違います。「F1]のときもありますし様々です。)
この「power Limit 1」と「power Limit 2」
の数値が制限をかけています!
「power Limit 1」の値を「12000」⇒「15000」に変更します。
「power Limit 2」は変更しなくて大丈夫です。
これだけで動作クロックの上限が上がり、
動作クロックが上がります!
これ以上数値を上げても2.9GHz以上に上がらなかったので、
「power Limit 1」は15000が限界だと思います。
パソコンの動作自体が明らかにレスポンスが良くなりました!
※あくまで自己責任で変更してください!
クーリングファンの回転速度を上げる
動作クロックが上がれば、必然的にCPUの温度が上がります!
このまま動作クロックだけ上げても、即サーマルスロットが働いてしまい、CPUに制限がかかってしまいます。
次にクーリングファンの速度を上げて、冷却性能をアップします。
この「cpu fan start pwm」の値を「55」から「130」に変更します。
回転数は「hw monitor」の回転数を見ながら変更してください。
あまり回転数を上げすぎると音がうるさいので、冷却性能と比較しながら数値の変更をおすすめします。
サーマルスロットの上限温度を上げる
私の購入したミニPCの上限温度が「84℃」でサーマルスロットが働く設定になっていました。
これは明らかにマージン取りすぎです。
この数値も「100℃」近くまで上限を上げます!
この「cpu frequency auto low temperature」の数値を「22」⇒「8」にします。
この温度も「hw monitor」の温度を見ながら変更してください。
※数値の変更はあくまで自己責任です。
CPU性能が格段に上がった!
明らかにパソコンの動作が変わります!
明らかに速くなりました!レスポンスもサクサクです!
ベンチマークも「2499」⇒「2947」に大幅アップです。
体感的には「まるで別のパソコン」です。
しかし、これが「セレロンの後継?」正直信じられない動きです。
ミニPCのBIOS設定は正直な感想を言いますと、
「デフォルト設定は抑えてあるな~」って感じです。
ただ、設定の変更はあくまで自己責任です!くれぐれも無茶しないようにして下さい!
コメント
コメント一覧 (3件)
[…] Intel N100 プロセッサー BIOS設定 N100搭載、AOOSTARミニPCのBIOS設定で、CINEBENCH R23 […]
N100のBIOS設定を探して来ました。
CHUWI GemiBook XProなのですが、Power Limit 1は最初から15000でpower Limit 2は0(12500)でした。
MAX3.4GHzは出ていますので、電池使用を考えるとこのままで良さそうですね。
コメントありがとうございます!
そのままでいいと思います!CPU温度も問題なければクーリングファン速度も変更しなくて大丈夫だと思います!
ただ、温度が高い場合は、ブログにも書きましたが、CPUグリスがあまり熱伝導率のよいグリスを使っていないと思いますので、
塗りなおしすると、劇的に温度が下がります!!